高歌放吟のエロス・・昭和莫迦男の追憶

大学時代、体育会系の応援団のような吹奏楽団に居た。


まあブラバンだけあって女性部員も半数ほど居り

ものすごく男臭いと言うような場所じゃ無かったが

其処はドリルやマーチングもやる大学吹奏楽(往時)

其れも其の演奏で運動会やらパレードやらのバイトをやり

合宿や定期演奏会の費用稼ぐという切実な事情で

此のパレードやドリルの練習は結構厳しくて

気合入ってないと竹刀でぶん殴られるのは日常茶飯事。

無論4回生は王様で1回生なんざあ奴隷以下・・

此れが音楽系のサークルかと思うほど気合の入った日々が

大学在学中続いたりしてたんだが・・・

まあ、其のバイト先で子供相手に戯れてみたり

其の運動会の演奏が縁で二流の私立大学でありながら

ちょっとした企業に就職できた奴とかも居たし

今じゃ考えられんが自衛隊の音楽隊入った先輩も居た。


あ、今の自衛隊音楽隊はほぼ音大卒業生でないと駄目らしい。

まあ凡百の金管・木管屋の就職なんざ学校教師かヤ〇ハのトレーナー

田舎オケのエキストラ渡り鳥ってのが相場ともいうから

往時でも自衛隊音楽隊はアマのブラバン上がりにゃ上等と言うか

趣味でやってた音楽で一応プロになった稀有な事例だったのだろう。


で、そういう部活だから男女問わずに気合が入ってる。

4回生の幹部は主将や指揮者のほかに譜面楽器の管理や

渉外と言うバイトの営業担当に其の収入管理する会計

学内の折衝事よろず請負の渉内なんぞと言う代物のほかに

=統制=とか言う妙に厳つい名前のポストもあった。

要するに風紀委員長&練習欠席討伐担当官(笑)


此の統制が日常のバイトやら合宿やらの集団での行動の際は

全員整列させて番号掛け、全員そろいの制服もどきの部員が

一糸乱れず団体行動っ!とばかりに行動するもんだから

周囲の文科系サークルからは=体育会=と呼ばれ

一部左翼系な文化団体自称する連中からは=右翼=と呼ばれ

・・まあ・・そういう青春をしてた訳だ此の莫迦おやじは。


で、そんな集団の宴会となれば今のようにカラオケなぞ無い

いや、普及し始めの頃だ・・新入生の時から始まりほぼ半強制で

男女問わず宴会芸・・=芸=と称したネタを強要されるのは

まあ言うまでもない往時のこの種の大学部活にありがちで

其の場合、まあ切羽詰まって出てくるのが俗に言う=猥歌(わいか)=

高歌放吟調の正直品のないエロ歌であったことは言うまでもない。


そんな記憶にひょいととっつかれ・・思い出した春歌である。

瀬戸口幸吉の明治期の軍歌を替え歌にした代物だが

実は2番まで在るのをご存じな向きは・・割と少ないかも知れず。

軍艦行進曲改め=ち〇この七不思議=という題だったかな(笑)


今にして思えば大馬鹿で品性下劣な宴会芸だったのだろうが

男女問わず此れ聴いて赤面し失笑し嘆息し・・・

時に本気で怒るお嬢様や真顔で歌詞の意味聞いてくるぶりはまち

即興で此れの女性版ひねり出して総すかん喰う莫迦おとこに

真顔でパート分けしてアカペラブラバン伴奏つきにまで仕上げ

大学吹奏同士の交流会で後輩引き連れ披露して喝采買うやつまで

思えば今より何処か大らかないい加減な時代だったと・・


昭和ってのは・・色んな意味で・・本当に遠くなったもんだわな。




のすたる爺の日々余命日記(笑)

日本海岸に生息する 壊れ物の莫迦親父が 気まぐれに綴る雑文と絵・・ 微妙に追憶要素過多。 かつ危険度も高い可能性大(笑) 絵柄も文章も微妙にロリィというか 低年齢好みと若干ちびデブ好きが 図らずも滲みだすのは 本人の業が深いから・・ だ、と自覚中(爆)

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